ピーンズ

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ピーンズ

【素性】

この世界では珍しいバン系とルギー系の混血である、とある風使いの能力者の部族の生まれ。


【素性の背景】

この部族は主に大気を操ることで天候を変化させ、その優れた頭脳でその能力を存分に生かした。
他の民族などとは離れた高地に住まうその部落は親近間で子を生す血液関係の強い間柄であった。


【幼少期】

人の少ない部族で、未成年者は一層少なかった。
従姉で一つ年上のハミング、少し遠い親戚で年が少し離れているアルバートとその弟。
ピーンズは年齢が近いその3人と仲が良かった。
特にハミングは親友のような、姉妹のような関係であり、彼女にとって特別な存在であった。

ある時同じく親しんでいたアルバートから、ハミングに好意を寄せていることを告げられる。
それを聞いた彼女が抱いた感情は、祝い等のそれではなく煮えたぎるほどの嫌悪と殺意だった。
ハミングを取られる事を懸念した彼女はアルバートを崖から突き落とし殺害を謀った。

アルバートは事故死したと部落の皆に告げ、どこか陰りを持ちつつしばらくを平穏に暮らす。
が、それから数年後、死んだと思っていたアルバートがひょっこり帰ってくる。
恨みも妬みもせず平然と接してくる彼に嫌悪を抱きつつ、二回目の殺害方法を企てる。

しかしそれが実行される前に、アルバートによって呼び出された奴隷売人らに部落民が買収される。
アルバートは彼女だけを別に捕らえ、奴隷としてはまだマシなバンティスに送る。
その時ピーンズはハミングも共にと懇願すると、彼はそれを承諾、共にバンティスに買収された。


【バンティス奴隷期】

国は同じだが場所は違い、しばらくハミングとも別々に一人で奴隷生活を送る。
奴隷といえど綺麗好きのバン系人種が主なので、そこまで非道なものではなかった。
飯も少量を二日出してもらえ服も得られた。ただ理不尽な理由で暴行されたりはした。という感じの生活を何年か送る。
彼女にとっては黒歴史となる。


【バンティス軍陸軍隊員期】

ある時、軍でも名を上げ始めたファーベルが主と交渉し、高額で買収される。
同時に人権・国籍等を付与され、彼の指揮する軍に入隊させられる。
ファーベルの指導により戦闘力を跳躍させ、能力もあって軍でも腕のある軍人になる。
しかしそれを良く思わなかった者たちによって強姦・暴行もされるようになる

彼女は軍人らには情報が武器になること、また彼らが性に飢えていることを裏目にとり、
逆に身体を売ることで情報や金を得る方法を編み出す。
多くの情報源を得る事によって、同時にハイーダの代理として第7番隊隊長の座を得て、軍の裏でも表でも確実な地位を獲得する。

ピーンズはファーベルに買収される際、ハミングも同じようにして欲しいと言うが一度拒否される。
しかし条件をクリアできれば叶えると言われ、彼が驚くほどの早さでその条件を満たし、ハミングを同じく軍に入隊してもらう。
そこでルームメイトにもなり晴れて再会することになる。


【バンティス軍第7番隊隊長初期】

隊長になると、それより先に昇格していた第8番隊隊長のデーピッドと顔を合わせるようになる。
始めは下級民族であるため彼を気にしてはいなかったが、ひょんな事でからかわれ一度酷く嫌悪する。
しかし彼の真摯さと優しさに救われ、部落の人間以外で初めて心を許すと同時に恋に落ち、やがて成就する。

またそれからしばらくした後、ファーベルに寝室の移動を命じられハミングと別れティアラと同室になる。
人喰いのバケモノということもあってずっと緊迫状態が続いたものの、デーピッドの手助けもあり彼女とも心を許しあえる仲になる。


【バンティス軍第7番隊隊長期(現在)】

帰還したハリカが彼女が自分の隊に入る事になり、渋々承諾したものの使い勝手が悪く苦労する。
一度栄光を手にした彼女が力を無くしたのを嘆き努力をしないのを、昔己が努力して得た地位とその記憶と照らし合わせて嫌悪する。
またハミングに宥められる様を見て嫉妬もしている。


【対人関係】

外部との情報交換に手を伸ばしたあたりで、同じく情報通となっていたアルバートと鉢合わせる。
一度戦ったもののボロ負けしている。
殺すことはできないならせめて仕事をこなそうと、身体を合わせ金を払って情報交換をし合う仲となっている。
ほぼ嫌々ながらの冷戦状態。


基本人は信じず金を信じ情報を貪る性分であるため、信頼している人間は少ない。
また金や情報を持っているか否かでも顔を変えるため、かなり差別的な態度を取る。
本当の素顔は義理姉のハミングしか知らない。




  • 最終更新:2014-04-29 21:04:38

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